第4回オンライン被爆証言会開催のお知らせ
2020.08.03第4回オンライン被爆証言会を開催します
もうすぐ、戦後75年の8月6日・9日を迎えます。今年、被爆者の平均年齢はついに83歳を超えました。厚労省によると、2019年度に亡くなった被爆者は9254人で、被爆者健康手帳を持つ全国の被爆者は13万6682人となりました。被爆者に残された時間はどんどん短くなかで、核兵器の使用の危機は冷戦時以上に高まっていると言われています。
今回の証言者和田征子さんは、以前の講演のなか、でこのように語っています。
核兵器を作ったのは人間です。そうであれば無くす事も出来るのも人間です。
和田さんは1歳10ヶ月の時に被爆したため、当時の記憶はありません。しかし、母親の証言をベースにしながらこれまで国内外で証言活動を数多く行ってきました。核兵器禁止条約成立直前の交渉会議の証言、そしてバチカンで行った証言では数多くの世界の指導者の心を動かしました。
今回はそんな和田さんの証言をオンラインで伺います。児童・生徒・学生と、そのご家族はzoomで参加いただき、そして一般の方はYoutube Liveでご覧いただけます。核兵器の被害者は被爆者だけですが、私たちはみんな核時代を生きる当事者。今年の夏は新型コロナウイルスで広島・長崎を尋ねることはできませんが、ご自宅で和田さんの話を聞きながら私たちの未来について、一緒に考えませんか。
第4回オンライン被爆証言会「核兵器をなくすことができるのも人間」
日時:2020年8月8日(土)19:30−21:00
証言:和田 征子(日本被団協事務局次長 / 1歳10ヶ月のときに長崎で被爆)
進行:林田 光弘(ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダー)
児童・生徒・学生:zoom / 一般:Youtube Live
アーカイブはこちらからご覧いただけます。
和田征子(まさこ)
日本被団協事務局次長。神奈川県横浜市在住。
1943年長崎で生まれ、1歳10ヶ月の時に長崎で被爆。
2017年6月、核兵器禁止条約交渉会議に参加し、被爆者として条約の早期成立を直接訴えた。(条約は翌月成立)また、同年11月はバチカン市でローマ法王庁が主催した国際シンポジウムに参加し、被爆者としてはじめて英語で演説。ローマ教皇にも謁見した。
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