ローマ教皇のメッセージ

2019.09.14

 

今年11月にローマ教皇フランシスコが日本を訪問します。長崎や広島を訪れ、被爆者と面会し、核兵器廃絶への力強いメッセージを発信することが期待されています。

2017年11月、核兵器禁止条約が国連で採択された4カ月後に、バチカンで初めての軍縮国際会議が開かれました。日本被団協事務局次長の和田征子さんは被爆者として招待され、正式なプログラムの中で15分間の発言をしました。その際、教皇フランシスコに謁見してヒバクシャ国際署名への賛同を求めました。

これに対してローマ教皇庁から、教皇フランシスコは核兵器廃絶を明確に公約しており、教皇のこれまでの数々の声明はヒバクシャ国際署名の訴えへの支持を表しているとの返答が届いています

教皇フランシスコの声明

これまでの教皇フランシスコの声明とは、主に以下の3つです。

(1)核兵器の人道上の影響に関するウィーン会議における声明(2014年12月)

(2)核兵器禁止条約の交渉会議における声明(2017年3月)

(3)核兵器のない世界と完全な軍縮に向けた国際会議における声明(2017年11月)

とりわけ(3)の声明において教皇フランシスコは、「核兵器の使用と威嚇のみならず、その保有も強く非難されるべきです」と述べると共に、被爆者や核実験被害者の証言の重要性を強調して「彼らの予言的な声が、何よりも次の世代のための警告として役立つことを願います」と述べました。

教皇の来日を機に、ヒバクシャ国際署名の運動をさらに広げていきましょう。

photo ©Vatican Media

NEWS

私も署名しました

東ちづる

俳優、Get in touch理事長

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Metis

アーティスト、被爆三世

デニ・ムクウェゲ

婦人科医、人権活動家。2018年ノーベル平和賞受賞者

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野口聡一

宇宙飛行士

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吉永小百合

俳優

いとうせいこう

クリエイター

クリフトン・ダニエル

米国第33代大統領ハリー・S・トルーマン孫