【開催レポート】キャンペーンボランティアが「核兵器をなっくす上映会」開く
核兵器をなくす日本キャンペーンのボランティアのみなさんが3月1日、「核兵器をなっくす上映会『ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに』~学ぼう・話そう 核なき世界を市民から!」を、東京都新宿区のパルシステム生活協同組合連合会新宿本部で開きました。
この上映会はボランティアが主体となって開催する初めてのイベントで、大学4年生の森本輝穂さんらユースのメンバーが中心となり、昨年8月から準備を進めてきました。

映画「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」は、13才の時に広島で被爆し、300人を超える学友を瞬時に亡くしたサーローさん(現在はカナダ・トロント在住)が、全世界に向けて平和活動を続ける姿を4年間にわたって密着取材した長編ドキュメンタリーです。サーローさんは核兵器禁止条約の成立に大きく貢献しました。
上映会では、司会の中島優希さん(ボランティア)が映画に関する説明をした後、約90分の本編を上映。その直後に、約40人の参加者が近くの人と感想を語り合い、休憩時間に食い込むほど、話が盛り上がっていました。

会の後半では、ボランティアの竪場勝司さんが核兵器禁止条約が成立するまでの国際的な歩みや、全面的に核兵器を禁止した条約の特徴、今後の課題などについて説明。続いて森本さんが「私たちにできること」のテーマで話し、映画の中の印象的なシーンとしてサーローさんが「同情は求めていません。人々に行動してほしい」と語る場面を挙げ、「これこそが、私たちが責任感を持って受け止めなければいけない言葉だったのではないか」と指摘。核兵器の問題は、医療・教育・政治・環境・芸術などいろいろな分野の視点からアプローチできることに触れ、「自分の関心のある分野からアプローチしてみて」と呼びかけました。
また、森本さんは「核兵器をなくす日本キャンペーン」が2030年までに日本が核兵器禁止条約に参加することを目指して、市民社会と政治への働きかけを柱に活動していることを説明し、ユースのメンバーによるご飯会など、楽しく活動に取り組んでいるボランティアの様子を紹介しました。

その後の交流タイムでは、参加者が①今日新しく知ったこと、驚いたこと!②明日から何がしたい? の2点をワークシートに記入したうえで、4~5人ずつのグループをつくって、話し合いました。あるグループでは、60年安保世代だという80代の女性が「若い人が頑張っている姿を見て、今日は安心しました」などと語っていました。
最後に大学2年生の樋口英典さんが登壇し、「国同士、人同士の相互不信の高まりが核抑止というものを正当化してしまっているのではないか。バックグラウンドとは関係なく、相手を同じ地球の人として見ること、心と心の開かれた対話が大事。僕たち市民に広がった大きな草の根が、世界平和という大きな木を育たせるのではないかと思っています」などと語り、会を締めくくりました。
会場では、ボランティアの種蒔友さんが自主制作した絵本『ICAN 希望の花の物語 』の展示、平和に関する絵本の展示、3月1日のビキニデーに関する展示もあり、多くの人たちが熱心に見入っていました。
