Campaign News

2024年05月27日

【開催レポート】核兵器をなくす日本キャンペーン 説明会 in 広島

 5月24日、広島市内にて「核兵器をなくす日本キャンペーン 説明会 in 広島」を開催しました。約60名の方にご参加いただき、これから日本キャンペーンを育てていくために何ができるかを広島の皆さんと一緒に考える、有意義な時間になりました。

 前半では、専務理事の川崎哲さんが日本キャンペーンの概要を説明しました。また、来年3月の核兵器禁止条約第3回締約国会議に向けての2024年度アクションプランを提示し、先月の発足記念シンポジウムのときと比べて、より具体的な取り組みについて説明していただきました。

 川崎さんは、「今後、日本キャンペーンをより前進させていくために、日本各地の思いを同じくするみなさんのお力が必要です。まずはここ広島から、私たちといっしょに日本キャンペーンを動かす一人になってください」と呼びかけました。

 後半は、広島コーディネーターの田中美穂より広島の皆さんにご挨拶させていただき、今後「広島コミュニティ」で日本キャンペーンを一緒に盛り上げていきましょう!と呼びかけました。

 「仕方がない」と蔑ろにされがちな核兵器の問題を「仕方がある」ものにするーーそれこそが日本キャンペーンであり、そんなキャンペーンをつくっていきたいと意気込みを語りました。

 質疑応答の時間では、すでに広島で取り組まれている各課題と日本キャンペーンをどう繋げていくか、関心の低い同年代の周りの友人に何を伝えたらいいか、といった質問や、次の広島でのイベントへの提案など、さまざまな議論が交わされました。

 どう核兵器の問題への関心を広げていくかは日本キャンペーン、そしてさまざまな社会問題に取り組む人が抱える最大の課題の一つです。核兵器の問題は広島や長崎、あるいは安全保障の専門家だけが語るものではなく、今を生きるすべての人々にとっての問題であるということを伝えていく言葉・アクションを日本キャンペーンの中で育んでいく必要性を感じました。

 続いて会場では、日本キャンペーン事務局スタッフの浅野英男さん、事務局コーディネーターの松村真澄さん、長崎コーディネーターの林田光弘さんからビデオメッセージが寄せられました。

 浅野さん「前向きになれないニュースが多いときだからこそ、希望を届けられるようなキャンペーンを作っていきたい。みなさんと一緒に『核なき世界を日本から』目指していきましょう!』

 松村さん「カープ カープ カープ広島っ♪ 広島と東京で少し距離はありますが、バッチ来い!とグローブを広げて構えておりますので、キャッチボールをしながら日本キャンペーンを育てていけたらと思います。」

 林田さん「核兵器は一人ひとりの個性や自分らしさ、未来、あらゆるものを奪う兵器。だからこそこのキャンペーンでは、個人や組織それぞれの個性や良さを活かして動くことに意味があると思う。それが核兵器に対抗していくために大事なことではないか。」

 画面越しからも熱量の伝わってくる大切なメッセージを頂きました。松村さんの歌う「それ行けカープ」に会場も湧いていました!

 最後に、日本キャンペーン理事の渡部朋子さんにご挨拶していただきました。朋子さんの挨拶を通じて、このキャンペーンは東京の事務局だけでなく、広島コーディネーターだけでもなく、ここにいるみなさんと一緒につくっていくものだということを改めて確認し、説明会を終了しました。

 改めて「核兵器をなくす日本キャンペーン 説明会 in 広島」にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

 来月も広島にてイベントを開催する予定です。詳細が決まり次第お知らせいたしますので、またそのときお会いしましょう!

 イベント終了後、核兵器をなくす「X(なっくす!)」ポーズをとる崇徳高校新聞部のみなさんらとキャンペーンメンバーで写真撮影しました!

核兵器をなくす日本キャンペーン広島コーディネーター
田中美穂

 説明会の様子は、以下のメディアで取り上げられました。

・中国新聞「核廃絶の機運 高める集い 広島 川崎哲さん講演に市民120人」2024年5月25日

・朝日新聞「核兵器なくすキャンペーン「仕事や子育てする人も」広島で参加募る」2024年5月26日

・広島ホームテレビ「”日本版” ICAN設立で説明会」2024年5月25日

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