NPT第1回準備委員会に向けた市民の取り組み
7月31日から8月11日にかけて2026年NPT再検討会議に向けた第1回準備委員会がオーストリア・ウィーンにて開催されます。今回の準備委員会に際して日本の市民社会・被爆者は、現地での会議参加やサイドイベントの開催をはじめ、様々な取り組みを進めます。以下、その一覧をご紹介します。
【ウィーン現地における取り組み】
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
・家島昌志 代表理事を派遣予定
日本反核法律家協会
・代表派遣:山田寿則 理事(明治大学兼任講師)
ピースデポ
・代表派遣:渡辺洋介 研究員
創価学会インターナショナル(SGI)
・代表派遣:寺崎広嗣SGI平和運動総局長、砂田智映SGI平和・人権部長、他
・派遣期間:7月30日(日)-8月7日(月)
SGIサイドイベント
◆「カザフスタンでの核実験の破滅的な結末:一人称の歴史」(仮訳)
The Catastrophic Consequences of Nuclear Tests in Kazakhstan: A First-Person History
・日時:8月1日(火)13:15-14:30
・主催:在ウィーン・カザフスタン国連政府代表部、国際安全保障政策センター(CISP)、創価学会インタナショナル(SGI)
・場所:Conference Room M6, Vienna International Centre
・概要:カザフスタンの核実験被害者による実体験や専門家による解説を通し、核兵器の人道的・環境的被害について議論を深め、その脅威を国際社会へ広く発信する機会とすべく開催します。
◆「核兵器の先制不使用:核軍縮への道のり」
No First Use as a path to Nuclear Disarmament
・日時:8月3日(木)11:00-12:30
・主催:創価学会インタナショナル(SGI)、核時代平和財団(NAPF)、
・場所:Conference Room M4, Vienna International Centr
・概要:核軍縮の専門家を中心に、核兵器の先制不使用等の方策がどのように核リスク削減を促進し、NPTの枠組みにおいて核軍縮を前進できるかについて議論を行います。
◆ 被爆体験の継承:核兵器なき世界へのユースの取り組み
Succeeding the Stories from Hibakusha: Youth Engagement for a World Free of Nuclear Weapons
・日時:8月7日(月)13:15-14:45
・主催:核戦争防止国際医師会議(IPPNW)、Nyuklia Eureka、Reverse the Trend: Save Our People, Save Our Planet (RTT)、創価学会インタナショナル(SGI)、Youth for TPNW
・場所:Conference Room M4, Vienna International Centre(ハイブリッド形式)
・概要:被爆者の証言を聴き、核兵器の真の脅威と非人道性を学ぶとともに、被爆者の体験を継承する機会とする。また被害地域を含む、各地域のユースによる取り組みを共有し、各地のコミュニティで、どのような行動ができるかについて学び議論します。
広島・長崎両県共催サイドイベント
◆ シンポジウム:核兵器廃絶と持続可能性
・日時:8月1日(火)13:15-14:45
・場所:Conference Room M4, Vienna International Centre
・概要:核兵器の問題をグローバル・イシューの一つとして捉えてもらうため、核兵器廃絶が、いかに私たち人間と地球の持続可能な未来(平和と繁栄)と関係しているかを考え、私たちになにができるかを参加者の皆さんとともに議論します。
広島県主催サイドイベント
◆「核抑止の代替案:核軍縮の中期的視点という提案」
・日時:8月2日(水)13:15-14:45
・場所:Conference Room M4, Vienna International Centre
・概要:核軍縮に関連した議論には、核兵器廃絶という長期的な視点と、リスク低減や軍備管理という短期的な視点がありますが、核軍縮における中期的視点として、核抑止に頼らない安全保障の代替案を提案し、どのようなものが考えられるかを専門家とともに議論します。
長崎ユース代表団サイドイベント
◆ Writing Peace -Uniting People through Nagasaki and Japanese Calligraphy
・日時:8月3日(火) 13:15〜14:45
・場所:Conference Room M4, Vienna International Centre
(8月1日現在)