11月21日(水)、NGOと外務省の意見交換会が開催されます
来る11月21日(水)午後、核兵器廃絶日本NGO連絡会は、日本の核軍縮政策に関する外務省との意見交換会を行います。テーマは、国連総会第一委員会の総括と今後の展望、そして2013年3月の「核兵器の非人道的結果」に関するオスロ会議に向けての取り組みの2つです。
国連総会第一委員会では、10月22日に「核軍縮の人道的側面」と題する共同声明が35カ国によって発表されました。しかし、核兵器の非人道性とその非合法化に向けた努力強化を呼びかけたこの声明に日本は署名を拒否しました。これは、私たちを大きく落胆させるものでした。意見交換会では、この問題に関する説明をきちんと政府から求めたいと思います。そのほかにも、関連する国連決議と日本の投票行動に関する説明を求めます。
来年3月のオスロ会議とは、「核兵器使用のもたらす破滅的な人道上の結果」に関して話し合う国際会議(3月4~5日)で、ノルウェー政府が主導しています。日本は被爆国として、核兵器の非人道性を世界にしっかりと伝えていかねばなりません。政府とNGO・市民がそれぞれの責任を果たしつつ、可能な最大限の連携をはかっていくことが重要であると考えます。その点についての意見交換を行いたいと思います。
NGO側からは14名が参加、外務省からは風間大臣政務官が出席予定です。
NGO側からの出席予定者
阿久根 武志 世界連邦運動協会
柏原登希子 ふぇみん婦人民主クラブ
片岡栄子 ふぇみん婦人民主クラブ
金生英道 原水爆禁止日本国民会議
河合公明 創価学会平和委員会
川崎哲 ピースボート
田崎昇 核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会
田中煕巳 日本原水爆被害者団体協議会
内藤雅義 日本反核法律家協会
永井忠 創価学会平和委員会
前川史郎 原水爆禁止日本協議会
森瀧春子 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
湯浅一郎 ピースデポ
NGOから事前に政府に提出した質問書はこちら
話題となる「核兵器の非人道性に関する共同声明」(2012年10月)はこちら
議論の内容は、今後このブログでアップしていきます。上と下の写真は、今年4月に同様の意見交換会が開催されたときのものです。