NGO News

2025年07月18日

【6月23日〜8月15日】ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会、クラウドファンディング実施中!

日本被団協ノーベル平和賞受賞!! しかし…”今、残さなければ消えてしまう” 

認定NPO法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会は、現在、被爆証言、被団協運動記録の継承を応援してくださるマンスリーサポーターを100名募集するためのクラウドファンディングを行っています(8月15日まで)。

「あの日の記憶を、未来へつなぐために」

80年前、広島と長崎で原爆は、数えきれない命と日常を奪いました。生き残った被爆者たちは、深い傷を抱えながら「ふたたび被爆者をつくるな」と声を上げ続けてきました。しかし今、その声をあげられる人は次第に少なくなり、記憶も風化の危機にさらされています。

被爆者の証言と闘いの歴史を「人類の記憶遺産」として次の世代へ託すために。どうか私たちとともに、この歴史を未来に伝える一員になってください。

【募集概要】

  • 主催:認定NPO法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会
  • 期間:2025年6月23日(月)〜8月15日(金)
  • 目標:マンスリーサポーター100人
  • 寄付金の使途:資料収集や整理・保存、資料のデジタル化・アーカイブス構築、オンライン・ミュージアムやデジタル・アーカイブスの活用普及、それらを利用する研究会やセミナー開催、全国被爆証言マップの拡充、普及のための冊子や映像制作、人件費等々の資金として使わせていただきます。

戦後80年の今、語り継がれてきた証言や記憶が消え去ろうとしている危機

1956年8月の日本被団協結成以来、被爆者たちは人間として生きることも死ぬことも許されなかった原爆被爆を証言、被害の実相を究明・普及し、核兵器の廃絶、原爆被害の国家補償を求めるたたかいを通して「ノーモア・ヒバクシャ、ノーモア・ウォー」の願いを訴えてきました。

ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会は日本被団協と連帯し、原爆が人間にもたらした「死」と「生」に関する証言を散逸させずに、形ある「記憶遺産」として継承するために努めてきました。

70年にわたる被爆者運動史料(被爆者のたたかいの足跡)が「もんじょ箱」251箱、約7,600点、各地の被爆者の綴った被爆証言冊子をはじめとする原爆・被爆者問題に関する書籍・冊子類が約7,000点、20,000冊あまり。さらに証言記録の音声や映像など。

これらを公開できるよう日々整理していますが、そのための人手も資金も足りません。さらに、古い史料は紙がどんどん劣化、崩壊し読めなくなるので、デジタル化保存や発信を進めていますが、ここでも人手も資金も足りません。

一方、被爆者の方から直接お話を聴きつつ、それを文字、映像で記録、マッピングして公開する「未来へつなぐ被爆の記憶プロジェクト」もあります。こちらでは全国各地で証言記録の活動を行っている人びととつながり合って広げていこうとしていますが、いよいよ命の時間とのたたかいとなりつつあります。

ぜひ、「ノーモア・ヒバクシャ」―その願いを、あなたが未来へ届ける担い手になってください。

さらなる詳細は、こちらをご覧ください。

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