Campaign News

2025年07月27日

【7月28日18:00〜】日米による「核使用」想定議論に関するオンライン記者会見​​

 7月26日、日米両政府が、有事において米国が核使用するシナリオを議論していたことが報道されました。報道によれば、近年の日米拡大抑止協議の一環として行われた机上演習で、「東アジアで危機が生じて核使用を迫られるシナリオ」を設定し、両政府の連携や課題を具体的に議論したということです。また、7月27日の報道では、机上演習で、中国に対して「自衛隊が米軍に「核の脅し」で対抗するよう再三求めた」場面もあったといいます。唯一の戦争被爆国である日本の政府が、核兵器を「実際に使う」ための協力体制について米国と議論しているというのは驚くべきことです。

 核戦争のリスクが叫ばれる昨今の世界情勢にあって、多くの被爆者や日本の市民は、原爆被害の非人道性を訴え、核兵器の禁止と廃絶を求めてきました。こうした被爆者の努力が「核のタブー」を形成してきたとして、ノルウェー・ノーベル委員会は昨年、日本被団協にノーベル平和賞を授賞しました。そして被爆80年の8月を迎えようとしている今、本来「核兵器は決して使ってはならない」ということを日本から世界に発信しなければいけないところ、政府がそれとは真逆の動きをしていることが明らかになりました。

 私たち核兵器をなくす日本キャンペーンは、こうした日米両政府の動きに、強く抗議します。

 そして本件に関して、核兵器をなくす日本キャンペーンとして、緊急記者会見をオンラインで実施します。メディア関係者の皆様におかれましては、ご登録のうえ、ぜひ奮ってご参加ください。

【オンライン記者会見 概要】
日時:7月28日18:00〜19:00
実施方法:オンライン
登壇者:
・田中熙巳(核兵器をなくす日本キャンペーン代表理事、日本被団協代表委員)
・和田征子(核兵器をなくす日本キャンペーン副代表理事、日本被団協事務局次長)
・川崎哲(核兵器をなくす日本キャンペーン専務理事、ピースボート共同代表)
・渡部朋子(核兵器をなくす日本キャンペーン理事、ANT-Hiroshima理事長)
・田中美穂(核兵器をなくす日本キャンペーン・広島コーディネーター、カクワカ広島共同代表)
・林田光弘(核兵器をなくす日本キャンペーン・長崎コーディネーター)
・大久保賢一(核兵器廃絶日本NGO連絡会共同代表、日本反核法律家協会会長)
・鈴木達治郎(ピースデポ代表)
・(司会)浅野英男(核兵器をなくす日本キャンペーン・コーディネーター)

問い合わせ:info@nuclearabolitionjpn.com

主催:一般社団法人核兵器をなくす日本キャンペーン

オンライン記者会見の動画は、こちらからご視聴いただけます。

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