NGO News

2025年10月31日

【11月21日】被爆者とともに国会へ――日本政府は核兵器禁止条約に参加を!

 11月21日(金)、被爆者の皆さんとともに国会前に集まり、日本政府に対して核兵器禁止条約への参加を決断するよう求めましょう。
 世界各地で戦争が続くなか、核保有国は核による脅しを平然と繰り返しています。「核実験の実施」を示唆する国まで現れました。日本国内でも、非核三原則の見直しや、核武装を語る政治家が出てきました。核の危険はかつてないほど高まっており、核兵器廃絶に向けた行動が今まさに必要です。
 こうしたなか、昨年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が、唯一の戦争被爆国である日本の政府に対して、核兵器禁止条約に署名し批准するよう求める行動を全国に呼びかけています。この記事の下にある呼びかけ文を是非お読みください。
 11月21日(金)、日本被団協をはじめ、これまで日本政府に核兵器禁止条約参加を求める署名活動に取り組んできた諸団体が共同で、政府に対して署名を提出します。これに合わせて、以下の行動が呼びかけられています。あなたにもできることがあります。いま、被爆者とともに声を上げ、行動しましょう。

2.【全国各地の皆さんは】
 全国各地で行動を起こそう

 国会前集会に合わせて「#被爆者とともに」との言葉とともに写真を撮影し、メール送付する/SNSに掲載する「#被爆者とともに 全国アピール」にぜひご参加ください!参加方法の詳細はこちら

3.【署名を未だしていない方は】
 オンライン署名をしよう
こちらから(なるべく11月21日(金)までに)> 唯一の戦争被爆国 日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准してください!

11/21の署名提出・国会前集会の様子は、各種メディアにて報道されました。

⚫︎ NHK 11月21日 日本被団協 核兵器禁止条約参加求める署名 約344万人分 政府に | NHKニュース

⚫︎ 朝日新聞 11月21日 日本被団協 非核三原則の堅持求め国会近くで集会 署名も政府提出:朝日新聞

⚫︎ 共同通信 11月21日 「悪魔の道具使うのか」と非難 被団協の田中代表委員

⚫︎ 時事通信 11月21日 署名344万筆、政府に提出 「核禁条約、批准を」―非核三原則堅持も訴え・被団協

⚫︎ 中国新聞 11月21日 日本被団協、国会前で700人規模の集会 高市首相の非核三原則見直しにも抗議

⚫︎ 中国新聞 11月21日「非核三原則見直しを絶対許すな」 国会前と原爆ドーム前で抗議の声響く

⚫︎ 毎日新聞 11月21日 核兵器禁止条約への批准求め700人が集会 被団協が主催 | 毎日新聞

⚫︎ 広島ホームテレビ 11月21日 約20年ぶり 国会前で被爆者らデモ…344万筆の署名も提出 広島でも | ニュース・報道

⚫︎ RCC中国放送 11月21日 核兵器禁止条約の批准求め 日本被団協が344万筆超の署名を政府に提出 東京と広島で集会も

⚫︎ 朝日新聞 11月22日 「核禁条約批准を」署名345万人:朝日新聞

⚫︎ 東京新聞 11月22日 戦後80年の今「非核三原則」を見直す? 高市政権の方針に、被爆者が訴える「戦争が起こってからでは遅い」:東京新聞デジタル

⚫︎ 西日本新聞 11月22日 非核三原則見直しに被爆者ら700人反発 「悪魔の道具使うのか」

⚫︎ 毎日新聞 11月22日 核兵器禁止条約:政府に届け「被爆者とともに」 被団協、核禁条約署名訴え | 毎日新聞

日本被団協からの呼びかけ文
 みなさん、
 ことし8月、被爆80年を迎えた広島、長崎で、私たちは核兵器廃絶と原爆被害への国家補償の実現のために、新たな行動の決意を固めました。
 核保有国の横暴、戦争、そして核兵器の使用によって、あの日が繰り返されるのではないかという緊張と恐怖を感じずにはいられません。緊迫した国際情勢のもと、わたしたちはノーベル平和賞を昨年受賞しました。「自らを救うとともに、わたしたちの体験をとおして人類を救おう」という決意とそのたたかい、核兵器禁止条約へと結びついた世界を動かす力を、いま世界が求めていると実感しました。
 核兵器が何をもたらすのか、被爆者が経験したその地獄は、絶対に繰り返してはならないものです。思想、信条、あらゆる立場の違いをこえて、核兵器の非人道性を多くの方につたえ、ともに日本と世界で訴えていくことが、なによりも重要です。
 唯一の戦争被爆国である日本政府は、「核抑止力」論を強調し、核兵器禁止条約にすら署名、批准しようとはしません。そして、日本政府は原爆被害への国家補償を拒み続けています。被爆者が国の償いを求めるのは、戦争と核兵器使用の過ちを繰り返さないという決意をもとめているのです。
 核兵器禁止条約に日本も署名し批准する、その決断を迫るために、私たちは以下の行動にとりくむことを決めました。国民共同のとりくみとして成功させるために、みなさんのご参加とご支援を心からよびかけます。概要は以下の通りです。
日本被団協

1. 日本政府に核兵器禁止条約への署名、批准を求める署名の共同提出
2. 衆議院議員会館前での集会
(いずれも2025年11月21日(金)、詳細略、上記の通り)
3. 支援カンパのお願い
「11・21行動支援カンパ」と明記のうえ日本被団協の郵便振替口座「00100-9-22913」にお寄せください。

詳細はこちらをご覧ください。

チラシはこちらからダウンロードできます。

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