TPNW参加国が「100カ国」になりました!
2026年7月7日、南太平洋の島国トンガ王国が、核兵器禁止条約(TPNW)に加入しました。これでTPNWに参加した国(署名または締約国)は100カ国となり、核廃絶を目指す世界的な運動にとって大きな節目となりました。
トンガは、2026年7月7日に国連で加入書を寄託し、TPNWの75番目の締約国となりました。また、すでに25カ国が同条約に署名しており、署名・締約国を合わせて100カ国となりました。
7月7日は、TPNWが採択されてからちょうど9年の節目に当たります。すでに、条約に参加する資格のある197か国のうち、過半数以上が署名または締約国となっています。
トンガのTPNWへの参加を受けて、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のメリッサ・パーク事務局長は「いまこそ、9つの核保有国と、核兵器の使用を支持するその他の国々は、今なお存在しつづける、私たち一人ひとりの存続に対する脅威である核兵器を廃絶し、歴史の正しい側に立つべきです」とのメッセージを発表しました。
トンガを含む太平洋の国々は、長年、核軍縮をリードしてきました。
この地域では、アメリカ、イギリス、フランスによって数百回におよぶ核実験が行われてきました。これらの核実験は、広範な放射能汚染を引き起こし、地域の人々に今なお続く壊滅的な被害をもたらしました。
核兵器が人々や環境にもたらす被害を経験してきた太平洋の国々は、1986年に南太平洋非核地帯条約を発効させ、地域の核保有や核実験を全面的に禁止しました。
トンガ王国のヴィリアミ・ヴァインガ・トーン大使は、小さな島嶼国にとって「TPNWでの取り組みは、単に法的な義務を果たすことを超えるものです。それは、永続的な平和、国際安全保障、持続可能な海洋の保護・管理や核軍縮の前進などが、人類の幸福と私たちが共に目指す持続可能な未来と不可分に結びついているとの私たちの信念を表しています」と述べました。
より多くの国が条約に参加するにつれて、9つの核保有国と核兵器に依存する全ての国に対する外交的圧力は高まり続けています。
今こそ、世界の多数派のメッセージを真剣に受け止め、私たちの生命を脅かす核兵器にNOの声を上げるべきではないでしょうか。
(参考)トンガのTPNW加入に関するICANのウェブ記事原文(英語):https://www.icanw.org/tonga_brings_the_tpnw_to_100_countries
インターン 前田将太