【活動紹介】日本原水協が141万超の「禁止条約参加署名」を日本政府に提出
11月27日から12月1日までニューヨークの国連本部で開かれる核兵器禁止条約第2回締約国会議を前に、日本原水協が事務局を務める「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める会」は11月7日、衆議院第1議員会館で「禁止条約参加署名」共同提出(第3次)のつどいを開催し、68人が参加しました。「禁止条約参加署名」現物11万3380人分、累計141万7399人分の署名を提出しました。
日本原水協の高草木博代表理事が主催者あいさつで、過去の侵略戦争の反省から戦争の放棄を憲法とし、唯一の戦争被爆国として核兵器の廃絶を誓った日本が、核大国の核戦略に依存し、先制攻撃能力を持つ各種兵器を配備・増強し、国際政治の場で核兵器禁止条約の決議に反対しつづけることは、国連憲章の精神にも日本国憲法にも逆行しつづけることだと指摘。日本政府が核兵器の廃絶を求める日本と世界の人びとの願いを受け入れ、核兵器禁止条約に参加するよう求めました。
署名共同よびかけ人の川崎哲さん(ピースボート共同代表/ICAN国際運営委員)、武本匡弘さん(プロダイバー・環境活動家)が参加しあいさつ。小林節さん(慶應大学名誉教授/弁護士)からはビデオメッセージが寄せられました。同じ趣旨で署名を集めている田中煕巳さん(日本原水爆被害者団体協議会代表委員)が連帯あいさつ。田原ちひろさん(東京学生平和ゼミナール事務局長)からもビデオメッセージが寄せられました。
国会議員は、日本共産党から笠井亮、宮本徹、本村伸子各衆議院議員、伊藤岳、井上哲士、吉良佳子各参議院議員、立憲民主党から阿部知子、桜井周、佐藤公治、松木謙公、山崎誠各衆議院議員、参院会派「沖縄の風」から髙良鉄美参議院議員、れいわ新選組から櫛渕万里衆議院議員が参加しました。また、立憲民主党の落合貴之衆議院議員、横沢高徳参議院議員の秘書が資料を受け取りました。
日本共産党の志位和夫衆議院議員、岩渕友、田村智子各参議院議員、れいわ新選組の櫛渕万里衆議院議員からは、連帯メッセージが寄せられました。
外務省から出席した林美都子審議官(軍縮不拡散・科学部)への署名の手交式では、最初に核兵器禁止条約第2回締約国会議・日本原水協代表団員として、中央団体から宮澤洋子さん(全日本民主医療機関連合会常駐理事)、千坂純さん(日本平和委員会事務局長)、轟志保子さん(日本のうたごえ全国協議会事務局長)が、都道府県からは三井靖広さん(神奈川県原水協事務局長)、佐竹康行さん(愛知県原水協事務局長、愛知県民の会を代表して)、梶本修史さん(兵庫県原水協事務局長)、佐藤澄人さん(長崎県原水協事務局長)につづき、中央団体の田中章治さん(全日本視覚障害者協議会前副会長)、住江憲勇さん(全国保険医団体連合会会長)、都道府県から嶋田千津子さん(北海道原水協事務局長)、渡部雅子さん(秋田県県原水協事務局長)、石堂祐子さん(福島県原水協事務局長)、鬼形正弘さん(群馬県原水協事務局長)、市川順子さん(東京原水協事務局長)、伊藤稔さん(埼玉県原水協理事長)、伏見孝文さん(日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める山梨県民の会呼びかけ人)、大牧正孝さん(静岡県原水協事務局長)、田中茂二郎さん(三重県原水協事務局長)、斎藤治孝さん(福井県原水協事務局長)、平信行さん(京都原水協事務局長)、橋口紀塩さん(大阪原水協事務局長)、河戸憲次郎さん(奈良県原水協事務局長)、谷口朋美さん(岡山県原水協事務局次長)、古田文和さん(広島県原水協事務局長)、本藤佳代さん(愛媛県原水協事務局次長)、猪本百合子さん(徳島県原水協事務局長)、作取久さん(熊本県原水協事務局長)、中原志保さん(宮﨑県原水協理事長)がそれぞれ、一言とともに現物署名を手交し、林審議官は「重く受け止める」とコメントしました。
日本原水協の安井正和事務局長は閉会あいさつで、「被爆国である日本政府が禁止条約に参加するのは当たり前だ」という国民の声を誠実に受け止めてほしいと訴えました。そして、今月末の第2回締約国会議の会場で日本政府の代表がいることを強く願っていると語りました。
(原水爆禁止日本協議会発行「「禁止条約参加署名」推進ニュース」より)