8月9日(金) 17:00~ 長崎原爆の日核兵器禁止条約フォーラム 「日本の核兵器禁止条約参加 実現への課題を考える」
核兵器の開発、保有、使用を全面的に禁止しその廃絶への道筋を定めた核兵器禁止条約は、2021年1月に発効し、今日までに世界の約半数の国々が加わっています。各種世論調査では6割以上の人々が「日本は核兵器禁止条約に加わるべき」と答えており、全国の4割近い市区町村議会から日本の署名・批准を求める意見書が出されています。
それでも、日本政府はこの条約には署名・批准しないという姿勢をとり続けています。その理由として、核兵器禁止条約は「核兵器のない世界に向けた出口ともいうべき重要な条約」(岸田首相)としつつも、核兵器国が1カ国も入っていないこと、日本をとりまく安全保障環境が厳しいこと、米国の核抑止力に依存する日本の安全保障政策と合致しないこと、検証措置が不十分であることなどが指摘されています。
では、どうすれば日本は核兵器禁止条約に参加できるようになるのでしょうか。日本の同条約参加を実現するためには、どのような課題があるのか。取り除くべき障害があるとすればそれは何であり、どのようにすれば克服できるのか。
こうした問いについて、法的、政治的、政策論的な視点を踏まえて議論するフォーラムを開催します。それを通じて、核兵器禁止条約への日本の署名・批准を実現するための現実的な道筋を探ります。
このフォーラムは、本年8月9日長崎原爆の日を第1回として、今後毎年、定期的に開催していくことをめざします。第1回は、基本的な「論点出し」と「論点整理」をすることを主眼とします。
【日時】2024年8月9日(金)16:30開場 17:00開始 19:00終了
【場所】国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 地下2階 交流ラウンジ(長崎市平野町7-8) (対面のみ)
【主催】一般社団法人核兵器をなくす日本キャンペーン
【共催】公益財団法人長崎平和推進協会
【協力】国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
【申込】要事前申込。こちらから(締切:8月8日(火)18:00)参加無料。定員50名。
【プログラム】
冒頭発言 川崎哲(核兵器をなくす日本キャンペーン、ICAN)
パネルディスカッション テーマ「日本の核兵器禁止条約への参加 実現への課題は何か?」
パネリスト:河合公明(長崎大学)・ 山田寿則(明治大学)・秋山信将(一橋大学)・西田充(長崎大学)・太田育子(広島市立大学)
ファシリテーター:浅野英男(核兵器をなくす日本キャンペーン)
総括 朝長万左男(核兵器廃絶日本NGO連絡会、核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会)
【お問合せ】一般社団法人 核兵器をなくす日本キャンペーン
info@nuclearabolitionjpn.com
Tel 050-6883-9419