
科学と対話で平和をつくるパグウォッシュ会議世界大会を広島で開催したい!
この大会は、国際的な科学者団体であるパグウォッシュ会議が主催する、世界規模の平和・軍縮会議です。パグウォッシュ会議は、1957年にカナダのパグウォッシュ村で始まりました。米ソの冷戦下、科学者たちが核兵器の危険性、放射線の影響、科学の社会的責任について語り合ったのが始まりです。きっかけとなったのは、1955年に発表された「ラッセル・アインシュタイン宣言」でした。この宣言は、科学技術がもたらす破壊的影響について、著名な科学者たちが警鐘を鳴らした声明であり、湯川秀樹や朝永振一郎といった日本人科学者もその思想に共鳴し、第一回パグウォッシュ会議に参加しました。
以来、パグウォッシュ会議は、核兵器の廃絶と戦争の根絶を目指して、世界中の科学者が分野と国境を越えて語り合う場として継続されてきました。その功績は1995年にノーベル平和賞としても評価され、同年の広島での第45回大会は、世界中の関係者にとって深く記憶に残るものとなっています。
今回の第63回世界大会では、これまで以上に重要な意味を持ちます。被爆80年、ラッセル・アインシュタイン宣言70周年、そしてノーベル平和賞受賞から30年という節目の年に、被爆地広島での開催が決定したことには大きな意義があります。
パグウォッシュ会議広島開催で実現したいこと
本大会では、核兵器廃絶と戦争の廃絶に向けて、科学的・政策的・倫理的な観点からの深い議論を行い、広島から世界に向けて「広島宣言」を発信します。メインテーマは「被爆80年 – 今こそ、対話、平和、核軍縮のとき」とし、核軍縮、核不拡散、北東アジアや中東・南アジア、ヨーロッパなど各地域の安全保障、また先端科学技術とそのリスクなど、幅広いテーマについて各国の専門家が討議します。
この会議は単なる学術的な集まりではありません。パグウォッシュ会議の伝統に基づき、すべての参加者は「個人資格」で参加し、所属や立場を超えて本音で語り合うことができます。だからこそ、これまでにも国際社会での重要な合意形成の土台となってきたのです。これまでのパグウォッシュ会議を通じて提言された内容が、米ソの核軍縮や核不拡散条約などの国際的な合意に影響を与えてきた例も数多くあります。
被爆者、市民と科学者が対話することにより、科学技術がもたらす社会的影響について考える貴重な場を提供する国際会議です。さらに今回は、次世代への継承にも力を入れています。国際学生ヤングパグウォッシュ会議を通じて、世界各国の若者たちが参加し、未来の平和活動を担う人材の育成も図ります。
ご支援のお願い
こうした意義深い国際会議を成功させるために、皆様からの温かいご支援をお願い申し上げます(支援はこちらから)。大会の開催には、多くの運営資金が必要です。
- 海外からの参加者の滞在費の全額負担
- 若手研究者や学生の参加補助
- 会場運営費、通訳の導入
- 市民との対話イベントの企画・実施
- 大会の成果を広く発信するための報告書や記録の制作 など。
どれも大会の質を高め、平和のメッセージをより多くの人に届けるために欠かせない要素です。特に、若手世代の参加機会の拡充は将来にわたる平和構築にとって非常に重要です。また、公開セッションは日本語と英語の同時通訳付きで開催され、市民の皆様にもご参加いただけるようにしております。核兵器廃絶と平和構築は、一部の専門家だけではなく、私たち一人ひとりが向き合うべき課題です。
寄付にあたっては、外部監査(公認会計士)、JNTO(日本政府観光局)による二重監査体制を設け、透明性と信頼性のある資金運営を行います。資金の使途は明確に記録・公開し、信頼をもってご支援いただける体制を整えております。
リターンについて
3,000円:御礼メールをお送りします!
5,000円:御礼メールと開催レポート(PDF)をお届けします!
10,000円:ホームぺージにお名前(小)を掲載します!(希望者のみ)
20,000円:オンライン報告会にご招待します!
50,000円:会場で画家・山内若菜さんご本人による作品説明ツアーにご招待します!
50,000円:ホームページにお名前(中)を掲載します!(希望者のみ)
100,000円:大会会場に優先席をご用意!会場で山内若菜さんご本人による作品説明ツアーにご招待します。
100,000円【企業向け】:会場やホームぺージでロゴ等を掲載させていただきます(*税制控除を希望される方は別途ご相談ください。)