「核兵器廃絶のための国際デー記念シンポジウム」開催のお知らせ
核兵器廃絶日本NGO連絡会は、9月23日14:00から、国連広報センターとの共催で「核兵器廃絶のための国際デー記念シンポジウム」を開催します。
本年は、6月に核兵器禁止条約の第1回締約国会議が、8月に核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議が開催されました。この2つの会議を受けて、今回のシンポジウムでは、政府・国連・市民社会の3者が集い議論を行います。
日本政府は「NPTは核軍縮の礎石である」、「核兵器禁止条約は核兵器なき世界の出口として重要である」と表明してきました。国連のグテーレス事務総長は、「中東から朝鮮半島、ロシアのウクライナ侵攻まで」核をめぐる危機が悪化し、「雲行き」が再び怪しくなってきた。我々はこれまで「非常に幸運であった」が、「幸運は戦略ではない」と指摘しています。こうした状況下、核兵器廃絶日本NGO連絡会は、ウィーンで行われた締約国会議とニューヨークで行われた再検討会議に市民社会の立場から積極的に取り組み、とりわけ若い世代が主体的に関わりました。
2つの会議を経て見えてきた課題は何か。NPTおよび核兵器禁止条約を通じて、どのように核軍縮を進めるのか。両条約はどのような関係にあるのか。これらの問いについて議論し、核兵器廃絶のために3者がどのように協力し合えるのかについて、国際会議の現地報告とパネルディスカッションから考えていきます。
記
核兵器廃絶のための国際デー記念シンポジウム
日時
9月23日(金・祝)14:00~16:00
形式
オンライン(YouTube配信)
下記リンクからご視聴ください
登壇者
【国際会議 参加報告】
核兵器禁止条約 第1回締約国会議
・根本侑加子(明治大学3年、NGO連絡会 インターン)
・徳田悠希(上智大学3年、KNOW NUKES TOKYO)
NPT再検討会議
・浅野英男(ミドルベリー国際大学院1年、NGO連絡会 事務局)
・高橋悠太(慶應義塾大学4年、KNOW NUKES TOKYO 共同代表)
【パネル・ディスカッション】
・中村桂子(長崎大学核兵器廃絶研究センター / NPTに渡航): モデレーター
・根本かおる(国連広報センター 所長)
・伊藤茂樹(外務省 軍縮不拡散・科学部審議官)
・和田征子(日本原水爆被害者団体協議会 事務局次長 / NPTに渡航)
・高原孝生(明治学院大学、国際政治学・平和研究)
・浅野英男(ミドルベリー国際大学院1年、NGO連絡会 事務局 / 両会議に渡航)
・徳田悠希(上智大学3年、KNOW NUKES TOKYO / 締約国会議に渡航)
主催
核兵器廃絶日本NGO連絡会
共催:国連広報センター
協力:KNOW NUKES TOKYO
開催の経緯
9月26日「核兵器廃絶のための国際デー」を記念するシンポジウムは、核兵器廃絶日本NGO連絡会の主催、国連広報センターの共催により、市民社会・国連・政府の3者のパートナーシップによる取り組みとして2015年から毎年開催され、今回で8回目を数えます。シンポジウムの開催にあたっては、NGO連絡会と同会の趣旨に賛同する学生で構成される「核兵器廃絶のための国際デー記念シンポジウム実行委員会」が企画・運営を担っています。
お問い合わせ
核兵器廃絶日本NGO連絡会:nuclear.abolition.japan (a) gmail.com