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2020年04月08日

大使館応援ツアー2020レポート:コモロ連合名誉領事館(6ヵ国目)

3月26日午後、東京都港区にある在東京コモロ連合名誉領事館を被爆者の田中煕巳さん(日本原水爆被害者団体協議会代表委員)と濱住治郎さん(同事務局次長)、大学生など6名で訪問しました。コモロ連合は、アフリカ大陸とマダガスカルの間に位置する複数の小さな島々で構成される国で、日本に大使館を置くかわりにSTEMCELL株式会社の代表取締役の松岡孝明さんが名誉領事として就任し、その役割を担っています

コモロ連合は核兵器禁止条約の採択時には欠席しましたが、その後、即座に署名(2017年9月20日)しました。しかし、まだ批准には至っておりません。

今回は、STEMCELL株式会社の社員でフランス人のアルノ・ルシャ(Arnaud Lechat)名誉領事館総務部長が対応して下さいました。彼は、一刻も早く核兵器を廃絶する必要があるとして、核兵器禁止条約の批准を求める被爆者の話を真摯に受け止められていました。また、3月20日にナミビアがオンラインで核兵器禁止条約を批准したことにも強い関心を示され、本国の外務大臣に積極的にアプローチすることを表明されました。

対応してくださったルシャさんは、日常的に外務大臣らとコンタクトをとられているそうで、首都モロニとの情報共有の体制が整っていることから批准に向けた大きな可能性があると感じました。被爆者の方々が願う核兵器禁止条約の発効を、1日でも早く実現するために行動し続けたいと思いました。

(上智大学 中村涼香)

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