NGO News

2022年06月23日

ユースブログ⑦:これが核兵器だ(THIS is what nuclear weapons are)

本日のブログを担当するのは、長崎大学大学院の福永楓さんです。核兵器禁止条約の締約国会議に参加するオランダの政治に関心を持つ福永さんが、ICAN市民社会フォーラムのプログラムについて報告します。

長崎大学院多文化社会学研究科2年の福永楓です。6月18日、ICAN市民社会フォーラムの初日、「これが核兵器だ」(THIS is what nuclear weapons are)をテーマとするプログラムを傍聴する機会がありましたので、概要と感想を述べさせていただきます。

このプログラムは、核兵器の使用や核実験により、実際に被害を受けた人に焦点を当てることで、核兵器の影響について探る内容でした。川崎哲さんの進行で行われたプログラムには、レミー・ザヒガ(Remy Zahiga)さん、メアリー・ディクソン(Mary Dickson)さん、レナ・ノルマンド(Léna Normand)さん、木戸季市さんが登壇しました。

プログラムの冒頭、我らがリーダー川崎さんは、最大の核弾頭数を誇る国が核兵器使用をほのめかしていることについて触れ、「実際に核被害にあった人々の声を聞かなければならない」と問題提起しました。

被爆者である木戸さんの証言は参加者の心を掴み、会場が拍手に包まれていました。ザヒガさんは、コンゴ民主共和国の気候活動家兼平和大使として、コンゴ盆地の熱帯雨林保全やバンブーティ族(Bambuti)などの先住民の権利の保護に力を注いでいる体験を語りました。ユタ州ソルトレイクシティの作家であるディクソンさんは、核兵器の犠牲者のために、ヨーロッパのコミュニティや国内NGOと協力関係を結ぶ体験を語りました。

これまで、長崎ユースの活動の一環で、長崎をベースにした平和学習に参加してきました。今回、長崎の外に目を向ける機会を得て、核被害を受けている方がこれほど多くいることを知り、ハッとさせられました。長崎に由来する核被害しか知らなかった私にとって、今回のフォーラムのように、他の国の核被害の実相についてフラットに話し合い、教え合えるプラットフォームが必要だと感じました。

時間に限りがあったこともあり、それぞれの登壇者によるスピーチは短かったのですが、核兵器禁止条約を機に、あらゆる核被害にスポットライトが当てられる時代の始まりに私自身が立ち会うことができ、嬉しかったです。

長崎大学院多文化社会学研究科、長崎ユース代表団10期生、福永楓

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